セオドライト(トランシット)について解説。

セオドライト(トランシット)とは何?

セオドライト(トランシット)を使うと、目標物をレンズで視準して、水平方向と垂直方向への回転させることにより、基準からの水平角度と鉛直角度を測定できます。測量機器買取サイトでもよく見かけます。

建築・土木分野で、通り出し、カネ振り、水平出し、勾配設定、鉛直方向の倒れの測定等に幅広く用いられます。

現在は、デジタル表示タイプのセオドライトが主に使用されています。

オドライトの種類と特徴

 

光学セオドライト

特殊なデジタルマイクロメーター機構を内蔵していて、レンズを覗きながら測角値の数字を読み取ることができます。測定値がすべて数字で表示されるので、誤読の心配がなく瞬間の読取が可能です。
一般的に、一般土木、建築現場、地形測量等に使われます。

 デジタルセオドライト(電子セオドライト)

角度を電子的に測定ができるので、レンズで覗いて目標に十字線を合わせるだけで、基準からの鉛直角と水平角が同時にデジタル表示されます。角度の読み取りが速く、人による読み取り誤差が防げます。

また、レーザーポイントを照射できる機種もあり、ワンマンで墨だし作業が可能です。地形測量や一般土木、建築現場での通り出し、カネ振り、水平出し、勾配設定などに使用されます。

 レーザーセオドライト(レーザー 一体型)

デジタルセオドライトに半導体レーザダイオードを組み込み、照射される可視光レーザーにより方向の基準線作り出すことが可能です。

レーザー光は、望遠鏡を目標に焦点を合わせることにより、レーザービームのスポット径も最小になります。
トンネルの位置出しやシールドマシンの方向制御用として使用されます。

セオドライト(トランシット)のよくある質問

 

Q:トランシットとセオドライトの違いとは何ですか?

A:角度を測定する機器として、同じと考えて大丈夫です。ヨーロッパでは、セオドライト(経緯儀)と称されていましたが、アメリカで精度より使い易さを重視して作られた機器をトランシットと呼ばれるようになりました。

Q:レンズで真上を見ることはできますか?

A:オプションL型のアイピースをレンズの覗き部に取付けることで可能です。

 

Q:レーザーセオドライトのレーザービームの径はどのくらいですか?

A:機種により異なりますが、100m先で約φ4.5mm〜φ5.5mmぐらいになります。

 

Q:レンズで見える距離は、どのくらいですか?

A:ほとんどの機種が倍率30倍です。なので、30m先の目標のポイントを1m先で見える時と
同じと考えていただき、目安としてください。但し、角度精度による誤差が大きくなります。